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2006/02/23

民主秋田県連大会の内幕

Taikai 2月19日に開かれた民主党秋田県連の定期大会は、マスコミに報じられた通り大荒れでした。本来であれば、いわゆる「シャンシャン大会」のはずでしたが、寺田学代表(衆議院議員)を含む県連役員の改選案件に反対する論が続出、出席党員28名による異例の採択に持ち込まれ、16対12という極めて際どいところで承認されました。しかも、この賛成者の中には寺田代表の秘書2名と、中立を保つべき県連事務局の2名が含まれています。

それでは何故、このような事態を招いたのでしょうか。今回は定期大会で起きた「混乱」について、私なりの分析をしてみたいと思います。

まず、執行部の示した人事案件にぶつけられた一番の不満は、先の衆院選(秋田2区)で落選した佐々木重人氏の処遇の問題でした。

2003年の公募で民主党の公認候補となった佐々木氏は、2度の衆院選に出馬しましたがいずれも落選しています。佐々木氏本人は3度目の挑戦に意欲を燃やしていたのですが、残念ながら党本部による1~3次の公認に漏れてしまいました。これは党本部が「佐々木氏では勝てない」と判断したからに他なりません。

事実、佐々木氏は最初の選挙で5万5千票余りを獲得しましたが、2回目の前回は1万票も少ない4万5千票でした。もちろん党本部だけではなく、「寺田代表を除いた」県連役員たちもほぼ同じ意見でしたし、また党員・サポーターの皆さんの不安の声も耳に届いておりました。

結果、公認漏れとなった佐々木氏が2区総支部長の役職を解かれました。ところが、その佐々木氏を県連内に留めようとしたのが他ならぬ寺田代表であり、県連代表補佐という新しいポストを設けて佐々木氏を就け、常任幹事の1人にしようとしたのです。

私を含めた県連役員の大半は、寺田代表のこの方針に強く反対しました。2度の常任幹事会でこの件は諮られたのですが、充分に合意が得られた話ではありません。事実、私自身も「代表補佐就任」については承知していましたけれども、「常任幹事入り」については先日の定期大会に出席して初めて知ったのです。

今回の混乱の背景となっているのは、寺田代表が佐々木氏をこの様に強引に常任幹事にしようとしたことや、経験の少ない京野公子氏(3区公認内定)を県連幹事長に抜擢しようとした「ゴリ押し」への反発であったと思います。そして、寺田代表の強引さは何も今回の人事案件だけのことではありませんでした。すなわち今回の定期大会のゴタゴタは、党員・サポーターの皆さん、そして県連役員の間に鬱積していた寺田代表への「思い」が、人事案件を機に爆発・噴出したものと見るべきでしょう。

最近の常任幹事会では、寺田代表が強気の発言で異論を封じることも珍しくありません。充分な話し合いを持たないまま、自分の意見を押し通すこともまま見受けられます。しかも、常任幹事会で決定した事柄の詳細を民主党を支持してくださる党員の皆さん、サポーターの皆さん、地方議員の皆さんに伝える努力が著しく欠如していました。これもやはり、寺田代表や執行部に不満が向けられた背景であったと思います。

今、私がもっとも心配しているのは、以前から民主党を支えてくださった皆さんが、ここ最近になってどんどん党と距離を置き始めていることです。

佐々木氏を県連内に残す今回の人事案件をめぐっては、秋田市議の塚田勇氏が幹事長辞任を申し出るという事態を招き、その代わりに京野氏の就任が決まったという経緯があります。また、同じく秋田市議で県連創設メンバーの土田整氏も、定期大会直後に離党届を提出されました。民主党の支持層が厚いとされた1区で、非自民系の秋田市議が全員離れてしまったのです。

また、2区でも異変は起きています。佐々木氏の政治活動や振る舞いが原因で地域に混乱が生じていたにもかかわらず、寺田代表はこうした「実情」に目を向けようとしないばかりか、その佐々木氏を代表補佐・常任幹事にするという方針をついに曲げませんでした。結果として、これまで県北地区で身を粉にして民主党のために頑張ってきた虻川信一氏ら多くの古参党員・サポーターが、1歩も2歩も引いているのです。

この有様で、県連内の亀裂を修復して融和を図ることはできるのでしょうか。そして、次の参院選、さらには衆院選をどうやって戦うのでしょうか。

民主党は先の衆院選で歴史的な大敗を喫しました。秋田県連は1区で虎の子の議席を守りましたが、議席を奪う絶好の機会であったにもかかわらず2区と3区では敗れています。事実上、これは県連も大敗したと言えるでしょう。県連が巻き返しを図るためには、出直し的な再出発が必要です。そして、その要はやはり県連のトップに立つ寺田代表であり、党員・サポーターはもちろん、多くの有権者の皆さんからその姿勢が問われることになるはずです。

私も党員である限り、民主党に貢献していかなければなりません。定期大会では見苦しい場面もございましたが、これも県連再生のために必要な「試練」であったと私は思います。今後も事実を語り、反省しながら前進していく所存ですので、変わらぬご支援をお願いいたします。

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