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2007/06/20

参議院議員選挙を読む

自民党の副総裁を務めた川島正二郎氏は「政界は一寸先は闇」という名言を残しましたが、今回の参議院議員選挙は正にその通り、社会保険庁と年金の問題でこれほど荒れ狂うことになるとは誰も想像していなかったのではないでしょうか。国民は社会保険庁と年金への不満のみならず、政治への不信も募らせています。それがすべて、安倍首相と自民党に降りかかっている格好です。

この雰囲気は1989年に行われた参議院議員選挙にも重なります。あの時は社会党(当時)が土井たか子委員長が前面に出てマドンナ・ブームを巻き起こし、国民の間に渦巻いていた消費税への不満を吸収し、47議席を獲得(自民党は36議席)。開票番組で土井委員長が述べた「山は動いた」というセリフはあまりにも有名です。特に躍進が著しかったのは全国27の1人区で、社会党が21勝であったのに対して自民党はわずか6勝しかできませんでした。

今回の選挙では、あの時の「風」が再び吹く予感がします。現在29となっている1人区で、自民党は全滅しかねない情勢になっていると予測する専門家もいるほどです。

さて、秋田の状況です。組織的にもキャリアの面でも、自民党の現職・金田勝年氏が民主党の推薦する松浦大悟氏を圧倒している――という意見は多いと思います。しかし、ここに来て秋田でも年金問題への怒りが追い風となってきました。地元TV局のアナウンサーであった松浦氏の知名度が高いこともあり、どこへ行っても反応は上々で私たちが驚くほどであります。

それでも油断はできません。松浦氏の人気に党幹部も上機嫌で気は緩みがちなのですが、私は「ちょっと待てよ」と思うのです。確かに今は追い風を感じるのですが、それは一瞬にして止むことも多々あります。

選挙の日程は急きょ延長が決定し、7月12日公示・29日投票にずれ込むことになりそうです。つまり、まだ1ヶ月以上もあるということになります。政権与党である自民党は、その間にどんな手を打ってくるのでしょうか。さまざまな権力を握っている自民党は、メディア戦略も得意中の得意です。そして、組織選挙にかけては野党を上回る力を持っています。

私が見たところでは、自民党に巻き返しのチャンスはまだまだあります。我が党に期待を寄せてくださる皆さんに申し上げたいのは、「喜ぶのは早すぎますよ。勝負はこれからですよ」ということです。そして、私たちも街宣活動1本槍の作戦だけではなく、さまざまな組織をフルに動かし、あらゆる手を尽くさなければなりません。さまざまな活動の積み重ねによる相乗効果も生まれますし、全力を尽くすことこそが戦いを勝ち抜く常道なのであります。

熱い熱い夏の陣はもう目前です。月並みかもしれませんが、皆さんの1票がこの日本を変える力となることをどうか忘れないでください。

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