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2007/08/02

参院選を振り返って

しばらくブログを休ませていただきましたが、今週からまた頑張って参りますので、何とぞ宜しくお願いいたします。

さて、今回の参議院議員選挙の結果を端的に表すとしたら、「自民党・歴史的敗北」「民主党・地滑り的大勝利」「国民の怒り爆発」といったところでしょうか。マスコミは世論調査を行い、早くからこの傾向を把握していたようです。

実は、私自身も「今回は自民党が苦戦するのではないか」と早い段階で予感していました。特に全国に29ある1人区については、自民党が全滅に近い形で敗北するだろうと見ていたのです。

6年前の参議院議員選挙は、27だった1人区で自民党が24勝しています。たった2年前の衆議院議員選挙では、小泉前首相が郵政民営化に反対する現職に刺客を送り込むという「劇場型政治」に国民が釘付けとなり、自民党が圧勝しました。逆に民主党は首都圏などで大敗を喫し、全体で70議席以上を減らすという結果に終わりました。

6年前も、2年前も、そして今回も、追い風に乗った側の候補はキャリアや力量の有無にかかわらず、そこそこの環境と条件さえ整えば勝つことができたといえます。一方、逆風を受けた側は、例えば片山虎之助氏(参院自民党幹事長)のような大臣級の経験と実績を持つ人物でさえ、落選の憂き目に遭っているのです。

改めて振り返ってみると、最近の国政選挙はかつての「地盤・看板・カバン」よりも、マス・メディアの作り出す風にいかにして乗るかが重要なポイントになっているように思います。特に無党派層はマス・メディアの報じ方如何で大きく動きます。

その点から見れば、今回の参議院議員選挙はマス・メディアから叩かれっ放しで大敗した自民党の安倍政権と、敵失で追い風に乗り、小沢代表のしたたかな戦略で保守の砦であった1人区をことごとく撃破して大勝利を手にした民主党は実に対照的であり、明暗がはっきり分かれた選挙でした。

この参議員議員選挙の背景や当面の国政の課題、政局の展望などについて、何回かに分けて詳述したいと思います。

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