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2007/10/26

衆院・県内選挙区事情(2)

秋田2区はすべて、野呂田芳成代議士の動向にかかっております。自民党から除名処分を受けた野呂田氏の復党は非常に難しいだろうとの見方が多く、再出馬ということになれば、国民新党系の無所属になるのではないでしょうか。当然、自民党も候補を2区で擁立することになります。

無所属の野呂田氏と自民党候補が戦うという構図を想定した場合、野呂田氏の系列とされる自民党の有力県議たちはどうするのでしょう。おそらく、非常に複雑な様相を呈する保守分裂選挙となるはずです。こうなれば、民主党が有利となるのは言うまでもありません。

しかし、野呂田氏が引退する可能性もあります。仮に野呂田氏が出馬しないと決断すれば、自民公認候補で一本化されるでしょう。私は解散がここ数ヶ月以内ならば野呂田氏は出馬、サミット以降ならば引退するのではないかと見ています。そして、引退した場合はその後継争いが注目されます。

私は野呂田氏のご子息が選挙に出るという線はないと思います。となれば、野呂田氏系列の有力県議、あるいは首長が後継として浮上するでしょう。さらに、大館市出身で党本部職員を長く務めた近江屋信弘氏(第44回衆議院議員総選挙、比例南関東ブロックで当選)の存在も気になります。近江屋氏は秋田2区からの出馬を希望しており、地元にもたびたび帰っているそうです。

一方、非自民の動きはどうなっているのでしょうか。まず、社民党は前職の山本喜代宏氏の出馬が決まっております。しかし、社民党単独では選挙区で2万票台しか読めず、むしろ比例東北ブロックでの当選がねらいと思われます。しかし、ここでもし民主党が候補者を見送って一本化できれば、大幅な票の上積みが期待できます。仮に選挙区で敗れても、比例で復活する可能性は高いでしょう。ただ、この一本化が非常に難しいのは紛れもない事実であります。

民主党は前回も前々回も公認候補を擁立しており、社民党の倍以上の得票がありました。県連には2区のサポーターや常任幹事から「候補の絞り込みを急げ」という強い要望がありますし、公募でも数名の名前が上がっております。(※過去2回の選挙を戦った佐々木重人氏の擁立については、県連や党本部の同意が得られそうにはありません。したがって、この線はないと思われます。) 当然、山本氏での一本化に応じることは考えられず、民主党は最終的に単独で候補を擁立することになるはずです。

なお、共産党は候補者の擁立を見送る可能性があります。これにより、無所属の野呂田氏と自民党公認候補、民主党公認候補、社民党公認候補の戦いとなれば、風向きによっては民主党が浮上することも十分にあり得るのではないでしょうか。 <続く>

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