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2008/03/10

2月定例県議会の焦点(2)

秋田県議会の2月定例会も補正予算の審議が終わり、後半戦となる新年度予算の審議に入ります。これも間もなく終了し、14日からは予算特別委員会の総括審議が始まります。

前半戦を振り返ってみますと、まず農林商工委員会で東京都の品川駅前に出店する秋田県の物産店舗の予算を巡り、ちょっとした小競り合いになったことは皆さんもご承知と思います。これは契約金額と予算との間に約1500万円の差が生じていたため、議員側から指摘されたものです。

教育公安委員会では、国際教養大学の大学院設置に伴う予算(1億円余)を巡り、いささか紛糾しました。しかし、国際教養大学の大学院設置は文部科学省の認可が下り、学生募集を終えて合格者まで決まっています。もし、県議会で予算否決となれば大きな影響が出るでしょうし、国の秋田県に対する信用を損なう恐れもあります。

一方で設置を認めて、他方で予算を認めないというのはやはり理屈に合いません。私は最大会派である自民党の皆さんにその点を力説し、認めていただくことができました。実は中嶋学長からも私に電話があり、この件をずいぶん心配していたのだと思います。

ただ、国際教養大学には改善すべき部分もあります。例えば昨年から指摘している非常勤理事5名の報酬です。ほとんど出勤することなく、年間360万円を得るというのは世間の常識から余りにも外れています。これについては、国際教養大学側から5割カットしたという報告がありましたけれども、それでもまだ高給であるとのイメージは拭えません。

国際教養大学は非常にレベルの高い学校です。授業は100パーセント英語で行われ、東京外国語大学などと肩を並べる教育機関として全国の注目を集めています。ところが、今年の卒業生の中で秋田県内に就職したのはわずか3人に過ぎません。この点は残念でありますが、彼らの語学力を生かせる企業の少なさも背景にあります。国際教養大学の人材に、県内で活躍していただく場所を創ることは今後の大きな課題です。

ところで、2月定例会の代表質問や一般質問では、子育て税に執着し続けて最後にようやく取り下げた寺田知事の責任を問う声が相次ぎました。これに対して寺田知事は「子育てと教育というテーマを県民の皆さんに提起し続けたことに自体が成果であった」と答え、「今後も大いに議論してもらいたい」とかわしました。

まったく噛みあわない質疑応答でしたが、予算特別委員会の総括質疑でもおそらく、この件について寺田知事の責任を問う声が多数上がるであろうと見ています。

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