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2008/06/30

秋田2区への対応について

6月20日午後に民主党本部で小沢一郎代表と会い、30分以上にわたって秋田選挙区の情勢について話し合いました。

小沢代表は「秋田は1区、2区、3区とも非常に厳しい選挙になる」と言い、私が2区に出馬した場合の社民党や連合との関係に触れ、選挙全体に何らかの支障を来たすのではないかと懸念していました。つまり、2区は社民党に譲って1区と3区を我が党で確実に取るべきであるというのです。

私もさまざまな角度から情勢を分析し、民主党が2区で候補を立てて戦った場合、例え選挙区で負けても比例で当選する可能性があると見ていました。しかし、民主党の県連幹事長という立場を考えれば、そこに自分が候補者として立って当選すれば良いというわけには参りません。結局、考えた末に小沢代表の意向に従うことにした次第です。

半年以上も前から2区総支部の組織立ち上げに携わり、独自候補擁立を掲げて頑張ってきた党幹部の皆さんや支持者の皆さんの気持ちは痛いほど分かりますし、私自身も残念な気持ちになることは確かであります。もちろん、このような形で運動にストップがかかり、「他党の候補を応援せよ」といわれても、皆さんが即座に対応するのは困難であることも想像できます。

6月28日午後に開かれた2区常任幹事会では、今回の決定に対する怒りや不満が噴出したのは地元紙が報じた通りです。今回の決定に対する彼らの心情を考えると、私は自らの力不足を認めざるを得ませんし、ただただ「申し訳ない」という思いで胸がいっぱいになります。

ただ、今回の決定は極めて異例のことであります。選挙区支部で候補者の擁立を決めて県連でも満場一致でそれを支持し、党本部に判断を仰ぐという形を取りましたけれども、これは事実上の公認申請でありました。下から積み上げたものとは違う判断を党本部で下すというのは滅多にないことであり、あくまで県全体を考えた上でのことです。地域の声を軽んじてるわけではない、ということだけはご理解ください。

おそらく、菅さんや鳩山さんであればこのような結果にはならなかったかもしれませんが、これも選挙の勝敗を重視する小沢代表ならではの分析・判断、政治手法なのでしょう。

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2008/06/18

秋葉原殺傷事件に思う

ただ道を歩いていただけの一般市民が次々とトラックで轢かれ、そしてナイフで刺される。この理解に苦しむ連続殺傷事件に心が痛みます。しかも、この事件を真似た犯行予告が相次いでいるといいます。異様な犯罪の連鎖現象と呼ぶべきなのでしょうか。この事件は正に、日本の社会がすっかり変わってしまったことを象徴しているように思えてなりません。

私が幼かった頃、日本はまだまだ貧しい国でした。しかし、多くの家庭には両親や祖父母が子供たちといっしょに暮らし、共に食事をし、一家団欒の光景がありました。いわゆる家庭の温かさを感じることができたのです。子供たちばかりでなく大人たちも未来に目を向け、生き生きとしていました。社会全体が躍動感に満ちていたのです。

地域の人々たちの連携も密で、思いやりやいたわりの気持ちもありました。お互いに助け合っていこうという意識は、今よりもずっと強いものでした。特に若者たちは純粋でしたし、勉学に励んでいました。大半が、将来の夢をしっかり持っていたと思います。

しかし、今はどうでしょうか。核家族化が進んで、生活のために母親も働いているという家庭も珍しくありません。そうでなくても、趣味や仲間同士の集まりで外出がちという主婦の方もいらっしゃるでしょう。つまり、かつての日本とはライフスタイルそのものが大きく変質しており、家族が顔を揃えて食事をしたり、テレビの前に集まって家族団欒を楽しむという機会すらなかなか持てなくなっています。

子供たちが深刻な悩みを抱えていたとして、めったに会わない家族に相談することはできませんし、また家族もそれに気付くことはありません。子供たちは内にこもるようになり、鬱積した感情がやがて敵意となって社会に向けられたとしても不思議ではありません。

特に、バブル景気が崩壊した1990年代に入ってからは企業の大規模なリストラが横行し、その対象となった多くの中高年層が行き場を失う一方、若者たちにとって正規の雇用は狭き門となりました。職を転々とするフリーター、あるいは職を持たないニートがこうした世情を背景に大量に生み出されることになったのです。彼らから夢や希望を奪い、目的もないまま人生を歩ませていること――つまりは現代社会の抱える歪も、この事件の背景のひとつではないかと私は考えるのです。

自由競争は、ある面で硬直化した社会に活力を与えるでしょう。反面、敗れた者を情け容赦なく転落させるという残酷な面もあります。いわゆる再チャレンジのためのセーフティーネットはないに等しく、1度負けたらなかなか這い上がれないというのが現実です。今回の事件を1人の若者の暴走で片付けてはなりません。国家が事件の背景をきちんと直視し、世の中の格差や歪を是正していかない限り、同じ事件が繰り返されることになるのではないか――と私は危惧しています。

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2008/06/15

振興局の再編を考える

総務企画委員会で、県の出先機関である8つの振興局(地方部)を3つに再編するという県執行部の案が議論されています。

現在、県は鹿角、北秋田、山本、秋田、由利、仙北、平鹿、雄勝に地域振興局を置いています。県の再編案ではこれが県南(横手市)、県北(北秋田市)、県央(秋田市)の3つに減らされ、それ以外の場所には行政センターとしての機能を残します。それも今年9月の定例会で条例案を提案し、決まれば来年の4月から新体制にする方針を示しています。

私は基本的に、行政改革には賛成の立場です。急速な人口減少、さらには財政難の状況から見ても出先機関の再編は避けられないと思います。しかし、今回の提案は少しばかり急ぎ過ぎの面があるのではないでしょうか。

また、3つに統合するという合理的な根拠がどの辺りにあるのかも見えません。単純に考えれば、行政機関が集まる場所は賑わいますが、それが撤退した場所はどんどん寂れていくものです。さらには、それぞれの地域の事情を踏まえ、住民の考えを聞く必要もあるはずです。

寺田知事はアメとムチを使い分け、半ば強引ともとれる手法を駆使して市町村の合併を推進しました。そして、その合併後の新市町村が地域の住民にまだしっかり馴染んでいない上、合併の成果も明確に見えてはいません。

そういう状況であるにもかかわらず、それぞれの地域の中核となっていた振興局を3つに統合し、5ヶ所については行政センターという形に縮小しなければならない理由はどこにあるのでしょう。

8つの振興局を3つに減らして、物理的に県内全体をカバーできるのかどうか。そして、従来の行政サービスを維持できるのかどうか。この辺も含め、時間をかけてじっくり議論しなければなりません。また、執行部は保健所は6ヶ所を維持したいとのことですが、例えば農業や福祉行政などの面でキメ細かな対応ができるかどうかが問われます。

議会は、それぞれの地域から選ばれた代表者である議員による話し合いの場です。人口減少が進む秋田県の全体像をとらえ、将来を見据えるためにはそれぞれの地域事情を客観的に認識し、県の施策にどう反映させていくかが重要であります。時間をかけ、問題を掘り下げて議論を重ねていかなければなりません。

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2008/06/11

フォーラムを包んだ熱気

今月6日午後6時半から、秋田ビューホテルで政経フォーラムを開かせていただきました。およそ700人の方で会場は熱気に包まれ、秋田1区選出の寺田学衆議院議員、鈴木陽悦参議院議員、松浦大悟参議院議員、さらには党本部から松原仁衆議院議員(比例東京ブロック)も激励に来てくださいました。

そこで私が感じたのは、壇上の国会議員のみならず、会場の皆さんが出している「ゴーサイン」であります。おそらく、お集まりの皆さんは、私が次期衆院選への出馬を表明するのではないかと想像されていたのでしょう。連合後援会の砂原会長もすっかりその気になっておられ、出馬が規定のことであるかのような話ぶりでしたので、私も少しばかり気持ちが高ぶっていたのは確かです。

現時点では、秋田2区から出馬の要請があったことを県連も尊重、全会一致で党本部へ事実上の公認申請を行っている最中なのですが、私自身は「現職の県議から国政へ飛び込んで、充分に戦うことができるのかどうか」という判断の難しさを感じているところであります。

もちろん、その辺は小沢代表もギリギリまで探ることであろうし、党本部の赤松選対委員長との擦り合わせを急いでいるものと推察いたします。周囲からは「高松、何をグズグズしているのだ」とハッパも掛かりますが、今しばらくお待ちいただければと思います。

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