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2008/10/27

予算の成立から執行まで

前回の記事の補足になりますが、議会は予算のひとつひとつを審査し、承認(議決)します。2月議会は分厚い新年度の予算書を前に、執行部から来る職員の説明に耳を傾けるのですが、1年もの間に県民の皆さんのためにつかうありとあらゆる分野に及ぶのですから、その量がいかに膨大かお分かりいただけると思います。

それぞれの予算は細かく款・項・目に分けられており、担当課長は委員会でかなり細部にわたってその趣旨や目的について説明するのです。これが一通り終わると、今度が議員側が集中的に質問をします。立て板に水というのでしょうか、すらすらと説明をする方がいる一方、中には議員の質問にタジタジとなる方もいます。

そして、これが終わると知事をはじめとする県のトップクラスが全員出席しての予算総括に入ります。これは国会の予算委員会と同じと考えて良いでしょう。一問一答形式で行われるため、質すほうも答えるほうも真剣勝負なのです。これが終わって、ようやく本会議で議決されるという手順を踏みます。

この予算が3月末に議決されて執行部に渡れば、この件は議会の手から完全に離れます。すべての予算の執行権は知事部局に委ねられるわけです。つまり、議会から上げられた予算の使い方については、行政側の判断に任されます。

ただ、前回からの繰り返しになりますが、予算は項目まで細かに組み立てられているため、その予算の組み替えや流用をしてはならないと自治法で規定されています。したがって、議員からすれば執行部や職員の倫理観を信じるしかありません。

国民は政治家は汚職をするものと思っている反面、公務員は絶対に不正をしないものと信じ込んでいたかもしれません。しかし、不正経理問題をみる限り、決してそうではないということなのでしょう。

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