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2008/12/27

振り出しに戻った県知事選

読売新聞特別編集委員の橋本五郎さんが出馬しない意向を示したことにより、秋田県知事選の候補者選びは振り出しに戻ったと見るべきでしょう。

水面下で出馬要請を続けてきた自民党はもちろん、橋本さんに好意的であったとされる連合やその他の諸団体も、現在のところは新しいカードを持っているわけではなさそうです。また、橋本さんとは距離を置いてきた民主党にしても、知事選への対応についてはほぼ白紙の状態にあります。

橋本さんについては、この1年間に県内各地で多数の講演を行うなど活発に活動しており、朝のテレビ番組出演もあってその知名度は非常に高かったと思われます。もし出馬に踏み切ったならば、相当に強い候補者になるだろうと私は考えていました。

橋本さんが踏みとどまった背景は家庭の事情のみならず、受け皿作りが充分でなかったことも大きいと見る向きもありますが、その辺の事情はよく分かりません。ただ、受け皿がしっかりしているのであれば、橋本さんに限らず誰でも手を挙げるでしょうし、万全の体制で選挙に臨むというのは現実として難しいものがあります。

ある程度の見通しが立ったら勝負に出る。これは政界の常識のようなものです。その面においては、経験豊富なジャーナリストとして高い分析力を発揮している橋本さんも、「政治家」になりきれなかったのではないかという印象を持った次第です。そして、橋本さんの不出馬を受け、各政党や諸団体がどうするのか。それが当面の焦点となります。

佐竹敬久秋田市長の支援にはあまり乗り気とは思えない自民党が、新たな候補者を短時間で探し当てることができるのか。あるいは、止むなく佐竹市長で調整を図るのか。また、非自民系の政党や諸団体も候補者を絞り込めてはいませんし、佐竹市長の支援には相当の話し合いと努力が必要となるでしょう。

こうした状況を注視しているのが寺田典城知事です。引退の表明をせず、後継者の指名があるのかどうかも分かりません。未だに態度をはっきりさせないところに、不気味さを感じる方は多いようです。まさかとは思いますが、振興局再編の是非を県民に問うとし、この混乱に乗じて再び勝負に出る可能性もゼロではありません。

我が党の寺田学代表は各政党と諸団体に対し、知事選の枠組み作りを呼びかけています。果たして、これにどのような反応が示されるのでしょうか。この辺りも、県民に注目されるところとなりそうです。

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