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2009/01/24

見えてきた知事選の構図

今月22日、寺田典城知事と県政記者クラブの懇親会がありました。その席上、寺田知事は4選出馬はしないと明言したそうです。私のところにも、寺田知事が今任期限りで引退するつもりでいることは、その周辺から伝わっておりました。となれば、既に出馬を表明している佐藤正一郎氏(前羽後町長)以外の候補者は、文部科学省の事務次官である銭谷眞美氏、秋田市の佐竹敬久市長あたりに絞られてくるのではないでしょうか。

小坂町の川口博町長の出馬を予測する声もありましたが、これは引退を表明している野呂田芳成代議士が強く後押ししているもので、県北の自民党県議の皆さんはこれに従うつもりはあまりないようです。したがって、川口町長が知事選に立つ可能性はまもなく消えると見ております。となれば、佐藤氏の対抗馬は銭谷氏か佐竹氏、あるいはその両方となる公算が高くなると思います(さらに、共産党系の候補者が出てくることも想定されます)。

銭谷氏のほうは秋田高校の同期生が活発に動いており、水面下での工作も行われていると言います。これが実るかどうかが注目されるでしょう。佐竹市長については、今月28日に市議会各会派の代表者に出馬の意思を伝える見通しで、同31日には後援会幹部を集めて出馬の方針を明らかにし、協力を要請する予定だとされています。ただ、どちらにしても政党からのお墨付き(推薦など)を頂くのはまだ先の話です。特に佐竹市長については事実上、根回しをしないで見切り発車の形になると考えられます。

佐竹氏は「自分が出馬の意思を明らかにすれば、雪崩現象を起こしたように各政党や諸団体が支援を表明する」と踏んでいるのかもしれません。また、銭谷氏については短時間の間に出馬の意思を固め、それから政党や諸団体の支援を得なくてはなりません。官僚のトップ、事務次官まで上り詰めた銭谷氏がその職を投げ打って知事選に立つというのはよほどの決意が必要です。いずれ、どちらか先に手を挙げたほうが有利に戦いを進めることができるのは言うまでもありません。

もし佐竹氏が先に出馬を表明すれば、銭谷氏が諦めることもあり得る情勢です。逆に銭谷氏が先に手を挙げたら、佐竹氏にとっては出馬しにくい状況となるでしょう。今のところ、自民党はこの2人のうちどちらを推すべきかで悩み、結論を先送りにしているようです。さらに民主党の動向を気にしているようにも見えます。今回の知事選では、追い風を受ける民主党がどの候補者を支援するか―が非常に大きなポイントとなっていることだけは間違いないからです。

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