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2009/02/04

世界的恐慌と経済対策(2)

ケインズ経済学を否定したフリードマンは、不況のときはお金を大量に市場に流すことによって景気の浮揚を図れると説きました。すなわち、お金の供給量を調整することによって市場経済をコントロールできるという考え方です。又、自由主義と規制緩和による市場主義経済を重視し、政府の関与を極力さけるべきだとの立場を主張したのです。アメリカのレーガン大統領やイギリスのサッチャー首相、日本の中曽根首相、小泉首相らはこのフリードマンの理論を基本にして政策を打ち出していたのです。

しかし、今回の世界的大不況によって「新自由主義」は真正面から攻撃を受けています。例えば、小泉内閣が進めた「構造改革」が保守主義の側からも厳しい批判を受けています。政府の積極的介入による、財政出動や公共投資重視の立場をとるべきとの立場なのです。

また、アメリカのオバマ大統領も積極的な財政出動と公共投資を重視した政策を打ち出しております。つまり、これは政府が市場経済に積極的に関与していくということを意味しています。世界的な巨大企業が窮地に立たされている状況では、政府の介入なくして世界的大恐慌を克服することはできないと思います。

「見えざる神の手」によって自由放任の経済社会はうまくバランスをとっていけるという古典派経済学のアダム・スミスの考え方をいくら現代版に焼き直しても、今の時代には中々通用しないということなのでしょうか。

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