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2009/03/30

民主党は「ひどい政党」か?

自民党の菅義偉選対副委員長が今月28日に大阪市内で行った講演において、民主党を「ひどい政党だ」と批判したそうです。小沢代表の続投を容認したことをこのように表現したようですが、大臣経験者の言葉としてはいささか乱暴ではないかと思います。政党としてのあり様を見れば、むしろ「自民党はどうなのか」と感じる有権者も多いのではないでしょうか。

今、日本中どこのハローワークは職を求める人々で溢れており、国民の多くは将来に大きな不安を抱えながら暮らしています。この国の未来を築いていくはずの若者たちは希望を失い、大都市ばかりか地方でも凶悪な犯罪が増加、僅かな年金で老後の生計を立てなくてはならない高齢者の数も限りがありません。

また、地方では地場の経済を支えてきた農業・工業・商業の先行きが見えず、地域そのものが崩壊しかねないような状態に陥っています。いったい誰がこんな日本にしてしまったのでしょう。すべてとは言いませんが、戦後の政治を支配してきた自民党の責任が重大であることは明確です。

多くの国民の皆さんが「自民党はひどい政党だ」と感じているからこそ、支持率は下がる一方です。衆院解散に踏み切れなかったのは、当の自民党がそれを十分に感じていたからでしょう。

確かに、小沢代表の秘書逮捕は衝撃的な出来事であり、民主党に対する国民の皆さんの期待に背くものであったかもしれません。しかし、それだからといって自民党がこれまで犯してきた数々の政策の失敗が帳消しになるわけでもありません。

4年前、小泉総理が「郵政民営化」というテーマで衆院を解散した際は、賛成か反対かという単純な選択を迫られました。結果としてその他の政策が忘れられてしまい、現在の状況を生むことになってしまったのです。国民の皆さんに対しては、政治家の言葉のトリックに騙されることなく、冷静に物事を見ていただきたいと願うばかりです。

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