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2009/07/23

衆院解散・総選挙の意味(1)

決断できないまま、ずるずると解散を先延ばししてきた麻生総理。内閣支持率が低迷、政党支持率も急降下する中で、解散を打つにも打てない状態が続いてきました。そして、いたずらに先送りして任期ギリギリにずれ込んだ「土壇場解散」とでも言えましょうか。

この間、麻生内閣といっしょに沈没したくないという心理が自民党国会議員の間に生まれ、水面下で激しい抗争が繰り広げられました。ところが、これではマズイと感じたのか、先日の議員集会は一致団結を周囲にアピールする形で終了。まるで始めからみえみえの演出をこらしたかのような印象を受けました。

これまで、何度となく当ブログで申し上げてきましたように、今夏の選挙はおそらく日本の歴史に残る重要な選挙になると思います。自民党と官僚集団が戦後、ほんの一時期を除いて営々と築いてきた強固な体制があらゆる面で行き詰っているのです。この総選挙によって、それが総崩れとなる可能性が大きいのです。

現状に対する国民の不満は、次々と噴出しています。農業・漁業・林業はもちろん、商工業も低迷してしまい、日本経済全体を暗雲が覆っています。企業倒産も相次いでおり、将来の保証が一切ない非正規労働者が日本中にあふれ、職を求める人たちが連日ハローワークに殺到していることも見逃せません。

厳しい年金生活を強いられているお年寄り、将来に不安を抱える働き盛り、そして子育てや教育の負担に苦しむ若い夫婦。衰退するばかりの地方。世の中では凶悪犯罪が多発し、日本の古き良き伝統である義理・人情や思いやりの精神も薄なわれつつあります。

こうした中、この国はグローバル化する国際社会にどう生き延びていくのかという基本的な国家戦略さえ持ち合わせてこなかったのです。麻生総理をはじめとする最近の統治者たちの責任は実に重いと思います。

今やこれまで、痛みだけを強いられてきた大方の国民の不満が爆発寸前であり、自公政権では世の中が変わらないということも身に染みて分かったのではないでしょうか。

おそらく、国民の官僚や政治に向けた怒りや不満はこの総選挙で一気に噴き出し、自民党主導の政治はここで間違いなく終わりを告げることになるでしょう。 (※続く)

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