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2009/07/20

解散直前、慌しい秋田2区

民主党を離党し、前小坂町長の川口博さん(今春の県知事選で落選)に衆院議員選挙への出馬を要請した虻川信一さん、菅原龍典さん(前県議)らの動きが、秋田2区の慌しさに拍車をかけました。川口さんは前向きに検討するとの姿勢を示しているそうですが、出馬には相当の困難が伴うと見られます。

そのひとつは、過去のいきさつです。川口さんはもともと、野呂田芳成代議士の直系と言われた町長さんでした。永い間、国に対する予算陳情などはもちろん、選挙でも非常に密接な関係にあったとされています。仮に川口さんが出馬すれば、その野呂田代議士の後継指名を受けた自民党の金田勝年さんと真正面から戦うことになります。

地盤や事務所のスタッフを丸ごと金田さんに譲った野呂田代議士が、他方で川口さんの出馬を容認することは考え難いことです。つまり、川口さんがこれまでの野呂田代議士との関係を断ち切り、単独で立つことを決断しなくてはなりません。

野呂田代議士の周辺や自民党県連関係者らの見方も、川口さんの出馬には懐疑的です。しかし、万が一を想定しなければならないのは、政治の世界の常であることも確かでしょう。

もし、川口さんが出馬するということになれば、秋田2区の選挙情勢はかなり複雑化します。金田さんが自公や各種団体の支援を得て磐石の体制を整えているにしても、相手は先の県知事選においては県北で圧倒的な強さを発揮した川口さんです。選挙が激化し、際どい結果になることも充分に考えられると思います。そうなったとき、私たち民主党が応援する社民党の山本喜代宏さんが埋没してしまう恐れがないとも言い切れません(無所属の佐々木重人さん、幸福実現党の藤原純一さんも同様です)。

未確認情報ではありますが、川口さんは平沼赳夫元通産相からも既に出馬の打診を受けているという話も聞こえてきます。この要請が事実であったのなら、川口さんの気持ちを揺り動かしたとしても不思議ではありませんし、決断すべき場面を迎えていることだけは間違いないようです。

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