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2009/08/08

2区民主幹部、全員離党の波紋

青天の霹靂、とは正にこのことでしょうか。一旦は衆院秋田2区への立候補は「ない」と表明した川口博さん(前小坂町長)が前言を翻し、再びの出馬宣言。そして、民主党2区常任幹事が全員、川口さんの支援に回るため離党するという異常事態に発展してしまったのです。

私も大概の情報は事前に掴んでいるつもりでしたが、この川口さんを巡る動きはまったく察知できませんでした。というのも、今月6日午前9時半から行われた常任幹事会は、ちょうど臨時県議会とぶつかったため欠席し、朝から夕方まで議会にいたのです。

その3時過ぎ頃でしょうか県連代表の寺田君から報告があり会議の模様を始めて聞いたのです。翌7日の地元紙は、寺田君が今度の件で係わり合いをもっているのではないかと書いておりますが、多少の相談はあったとしても深くは関わっていないと思います。ましてや小沢(前)代表の指図などはあるはずもないと思います。

それよりも2区の党員・サポーターや、6万人の民主支持の皆さんは私が出馬を断念して以降、行き場のない思いをずう持ち続けていたのだと思います。県連や社民との選挙協力は実現しましたけれども、気持ちの切り替えが中々できなかったのでしょう。

県連としてもその辺の修復に尽力してきましたが、これだけ民主党に風が吹いて「政権交代」が現実を帯びるにつれ、むしろ割り切れない思いのようなものが一挙に爆発したといえるでしょう。

2区では前回まで候補者をそれぞれ立てて、互いに激しい戦いをくり返してきました。今回は党本部の主導で山本さんの支援が決まったわけですが、常任幹事の皆さんも民主・連合・社民の3者による取り決めを理解していても、感情的に最後まで受け入れることができなかったという背景があります。

ただ、山本さんを応援したくないからといって、民主党の人間が自民党の金田勝年さんを支持したり投票することはありえないことです。結局、そうした複雑な背景の下で川口さんへの前幹部出馬要請となり、今回の集団離党につながったのではないかと思うのです。残念ではありますが、お辞めになられた方々の決意は固く、早期復党は中々難しい状況かと思います。

いずれ、これによって事実上、2区における民主・連合・社民の選挙協力は崩れたことになります。連合の工藤雅志会長もショックを受けているのではないでしょうか。一方、社民県連の石田寛幹事長は極めて冷静で、今後も引き続き1区・3区とも協力関係を維持していくとおっしゃっていますので、1区・3区も含めてすべての協力関係が解消することは今のところなさそうです。

せっかくこれまで築いてきた三者の枠組みが政権目前にして崩れかけるようでは、これこそ何のためにこれまで一緒にやって来たのかとも言いたくなります。

さて、今回の動きは自民の金田さんのとっても衝撃的なことであったと思われます。この春の知事選で川口さんは自民党と社民党が支援した佐竹敬久さんに県北地区で圧倒しております。その川口さんが名乗りを上げたことで、選挙の行方が混沌としてくることは間違いありません。

ましてや、川口さんを支援する中核部隊の一つがが民主党を離党した常任幹事の皆さんです。無所属とはいいながらも、有権者が「民主系」の印象を川口さんに持つことは避けられず、最終的に「民主・川口」VS「自民・金田」という構図に置き換えられかねません。万が一そういう雰囲気になると、この戦いは金田さんにとっても非常に際どいものになりそうです。

2区では今回、共産党が候補擁立を見送ったことに加え、これまで自民支持だった特定郵便局長の会が民主党支持に回るなど構図が一変しております。ここで川口さんが出馬することで、最後まで情勢が読みづらい選挙区となりそうです。

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