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2009/10/11

様変わりの永田町周辺

これまでは、自民党も民主党もそれぞれの政調会を中心となって政策の立案や、党内意見の調整等を図って来ました。しかし、民主党は政権に就いたのを機に政調会を廃止し、それぞれの省庁の副大臣が主宰する政策会議をスタートさせています。民主党の国会議員はどの省庁の会議にも自由に参加できるほか、自由に発言することも可能です。

今月6日・7日に開かれた農水省と外務省の政策会議には赤松農水相、岡田外相のみならず、他の国会議員や秘書ら政策スタッフも出席。これを取材しようとするマスコミ陣で溢れ、会場は熱気に包まれました。この政策会議は頻繁に開かれ、13日は国交省をはじめとする5省庁、14日も文科省や環境省が会議の開催を予定しています

この間、国会の委員会がぼちぼち開かれますので、私にとっても綱渡りの日程と言えますが、大臣や副大臣、政務官はもっと多忙です。よく知る副大臣に聞いたところ、彼らによる政務3役会議は「連日6時間に及び、まったく身動きが取れない」と話しておりました。今、こうした会議を通じて各省庁は立て続けに新しい方針を打ち出しています。こうした動きを眺めているだけで、皆さんも「この国の方針が政治主導で大きく変わろうとしているのだ」という感想をお持ちになるのではないでしょうか。

ところで、国会議事堂のすぐ近くには自民党の本部があります。長年にわたってこの国の権力を握ってきた政党の本拠地だけあって、その建物の大きさは見る者を威圧するほどです。かつては多くの人々が出入りし、報道陣が詰め掛けたその巨大ビルも、今は訪れる人が少なく閑散とした印象を受けます。自民党国会議員に対する各省庁の説明も、せいぜい部課長クラス止まりだそうです。

一方、民主党本部は自民党から少し離れた国会図書館の向かいにある小さな貸しビルです。今までも手狭に感じられた本部ビルですから、政権交代後はさらに大変です。慌しく出入りする人の波、そして報道陣の姿で連日ごった返しています。政権党とはこのようなものなのでしょうが、私のような新人議員のところにも各省庁の審議官や参事官が駆けつけ、細部に至るまで政策を説明してくれます。各省庁は国民以上に政権交代に対して敏感であり、大変な気の遣いかたをしていることがよく分かります。

さて、新しい政権が打ち出す新しい政策に、野党の自民党やマスコミの間からは批判めいた意見や否定的な見方がさっそく出ています。しかしながら、鳩山政権は船出からまだ1ヵ月足らずであり、評価を下すのは早すぎます。国民の皆さんにはぜひ、今後の民主党政権の動きをじっくり時間をかけて見て頂きたいと思います。

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