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2009/11/02

議場から首相の所信表明演説を聞いて

10月26日、鳩山首相の所信表明演説は議場を圧倒する民主党国会議員の熱気と拍手の嵐の中で行われました。

野党(自民党)の皆さんからは「理念が先行し具体性に欠ける」との批判もありましたが、私の印象では分かりやすく格調の高い演説であったと思います。鳩山首相は長年続いた政治家と官僚のもたれ合いやしがらみ、既得権ではどうにもならなくなった現状の政治を打破するため、これまでの官僚依存をやめ政治が主導権をもってこの国を治めることの大切さを説きました。続けて、この国の政治は国民の命と生活を守ることを基本にするのだと強い意志を示しています。

この後、新しい地域の絆や地方主権、新しい公共精神の確立、市場主義経済の弊害克服と新しい経済・雇用問題への取り組みなど国内の課題に触れ、外交面では地球温暖化や核軍縮問題、アフガニスタン・北朝鮮などの問題について語り、日米同盟の堅持とアジア各国との関係強化を訴えました。

さらに、鳩山内閣が今取り組んでいることはいわば「無血の平成維新」であるとし、「官僚依存から国民への大政奉還であり、中央集権から地域・現場主義へ、島国から開かれた海洋国家への国のかたちの変革の試みである」とした上で、「これまで量的な成長を追い求めて来た日本が、従来の発想のまま成熟から衰退への道をたどるのか。それとも新たな志と構想力をもって、成熟の先の新たなる飛躍と充実の道を見出していくのか。今その選択の岐路に立っている」と指摘。日本が今後正しい道を歩んでいけるよう、自ら先頭に立って全力を尽くす―と締めくくったのです。

これまでの歴代首相の演説は官僚型の地味でそつのないものでしたが、鳩山首相の演説はまさに歴史的変革を遂げて新しい国家を築こうという高い理想を掲げ、気概に満ちたインパクトのある所信表明だったと思います。国民の皆さんは、鳩山首相の言葉をどのように受け止められたでしょうか。

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