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2010/01/13

2010年、新春雑感(2)

以前は、元日早々から宗教団体の行事などへよく出かけたものですが、最近は自宅で23日ほどゆっくり過ごす年が多くなりました。

それでも、5日は毎年恒例となっている秋田市中央卸売市場の朝5時過ぎからの初せり、夜は商工会議所の新年会、翌6日は消防出初式、連合秋田の新年会と日程が連続して入っておりました。

中央市場の初せりでは、すこぶるでかい見事な鱈(たら)がズラッと並び、イカやその他の鮮魚も結構入荷していました。これらが、素人にはわからない特有の掛け声と共にどんどん落札されていきます。しかし、市場の関係者によると、以前に比べて入荷が次第に少なくなっており、市場としての役割がどんどん縮小しているとのことでした。これは近年、卸業者を抜きにして産地と直接取引をする大手スーパーなどが多くなったためなのです。そして、大方の声は景気の話となります。

商工会議所の新年会会場でも同じ反応でした。どなたに話しかけても、雇用や景気の悪い話ばかりで、何ひとつ明るい話題は聞こえてきません。商工会議所では1日に1件の割合で会員が退会しているということですし、理由を聞くと「どんなに努力しても、もうやっていけないし、商売をたたむ以外方法がない」という答なのだそうです。

県内に限っていえば、景気は回復基調どころか、深刻な状態が続いています。これは、経済全体が萎縮しつつあると見るべきでしょう。ただ、金融対策の面ではかなり助かっていると経営者の皆さんは言われます。

もっとも、これとて一時的なものです。この間に景気が浮上し、売り上げが伸びればよいのですが、そうでない限り、いずれ破綻は避けられないと思われます。大手のように技術革新や部門の業種転換もできない地方の中小零細企業をどうやって助けるかが課題です。

そして、政府がこうした地方の実態をどう見るかです。私に言わせれば、民主党政権がこの国の改革をどんどん進めたとしても、経済が浮上しないことにはどうにもならないでしょう。

もう手をこまねいている時ではありません。

政府は1230日の閣議で、日本経済の持続的な成長を目指した新成長戦略の基本方針「輝きのある日本」を決定しました。2020年までに国内総生産、名目成長率で3パーセント20年度のGDP1.4倍の650兆円に拡充。環境・エネルギー・健康など新たな分野への重点投資を行い470万人程度の雇用を創出するとしています。そして、この具体的な工程表を6月頃までにまとめる方針を示しています。

「民主党には中長期の経済戦略が欠けている」と指摘される中、今度の発表は日本の産業構造の転換に繋がる内容だけに期待は大きいと思われます。こうした成長戦略と当面の短期的政策をどうするかです。

ともかく、落ち込みの激しい地方経済立て直しの緊急対策を早急に立てて頂きたいものです。

 

 

写真下:秋田市中央市場にて懇親。

Newyear2010_2

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