« めまぐるしい政局(2) | トップページ | なぜ今、消費税論議なのか »

2010/06/13

めまぐるしい政局(3)

鳩山首相と小沢幹事長が辞任した途端、内閣と党の支持率が急上昇しています。6月10日の世論調査の結果はまちまちでしたが、内閣支持率は60~68パーセント、政党支持率も民主党が38~41パーセントとなっています。一方、自民党は支持率が13パーセント前後となっており、後退気味です。

瞬時にここまで国民の気持ちが変化すると、誰が想像したでしょうか。私は民主党の人間ですので、この結果は歓迎しています。ただ、よくよく考えるとこの「世論」という魔物に政界、そして国民の皆さんが左右されているという面もあります。それで首相がクビになるのですから、恐ろしいことだとも思います。

週末に地元・秋田に戻ってさまざまな方々にお会いしたのですが、やはり民主党に対する見方はがらりと変わっていました。親しくしている自民党の県議とも電話で話しましたが、「参った、参った」を連発していました。今回は元プロ野球選手を候補にして意気盛んだっただけに、この変化に戸惑っているようです。

いずれ、政党支持率の回復を受けて、我が陣営は候補者本人はもちろん、スタッフも闘争本能に火がついたようです。しかし、相手はプロ球界で活躍した有名人なのですから、実際はようやく追いついたと見るべきでしょう。正念場はこれからですし、支持率が上がったからといって油断はできません。

ところで、菅首相の所信表明演説は鳩山前首相にも増して力強いものであり、現実的な実務型という印象を強く受けました。その演説の中で特に私の心に響いたのは「強い経済」「強い財政」「強い社会保障」を目指す―という言葉です。

旧来の自民党政権が取り続けてきた「公共投資の重視」でもなれば、小泉元首相が打ち出した規制緩和による新自由主義でもない、「第3の道」を歩むことを宣言した菅首相の思いは、「経済社会が抱える課題の解決を新たな需要や雇用創出のきっかけとし、それを成長につなげようとする政策」にあります。

具体的には「グリーン・イノベーション」「アジア経済」「ライフ・イノベーション」「観光・地球」などの各分野を成長させることで、この国の未来を切り開くということです。次代に何を残せるかは、今の政権にとって非常に重要な課題であります。菅首相はそこへ現実的な視点で切り込むものと、私は大きな期待を寄せているところです。

|

« めまぐるしい政局(2) | トップページ | なぜ今、消費税論議なのか »

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/21420/35242864

この記事へのトラックバック一覧です: めまぐるしい政局(3):

« めまぐるしい政局(2) | トップページ | なぜ今、消費税論議なのか »