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2010/07/18

どうなる今後の政局(1)

参院選は、政権与党・民主党の敗北に終わりました。菅代表を始めとする党役員の皆さんの責任論が浮上し、9月の代表選への思惑も含めた党内外からの発言も相次いでいます。完全に過半数割れとなった参議院の状況を踏まえ、今後の政局についてはさまざまな見方があります。今回は私なりに展望してみましょう。

まず、今回の敗北のいちばん大きな理由は菅総理の消費税発言であった以上、その責任は重いと言わざるを得ません。また、選挙を総指揮した他の党役員の皆さんの責任も、同様であろうと思います。

それを追及する空気を察してか、党本部は先週、すばやく都道府県連の選対責任者を呼んで意見を聴取したようです。謙虚に敗因を探るというのなら結構なことですが、延命を図るための「ガス抜き」ではないかとの見方もあり、あまり仕掛けじみたことはしない方が良いのではないでしょうか。敗因と選挙結果は明々白々なのですから今後の対策を考えることが先決かと思います。

また、党内の一部にも「すぐにでも責任を取るべきだ」とする強硬な意見があります。ただ、9月に代表選を控えておりますので、そのときにいろいろ決着を付けたほうがわかりやすいし党のためにも良いのではないでしょうか。

その代表選をめぐっては、さまざまな思惑があるようです。党の顔が鳩山さん~小沢さんのラインから菅さんとなったのに伴い、党中枢のポストはずいぶん入れ替わりました。幹事長はもちろんのこと、選対委員長、国対委員長、副幹事長の人事までさまざまです。

あのとき、小沢系とされる議員の一部では「完全に干されてしまった」「小沢グループが排除された」といった声もささやかれました。私個人としては、党内の人間関係などを背景にした報復人事などは行うべきではないと思いますし、国民の皆さんも大半はこの辺をクールに見ているようです。

今回のこの選挙結果を受けて「小沢立つべし」との意見もありますが、もう少し冷静に考えてみることも必要ではないでしょうか。私は、小沢前幹事長が代表選に打って出ることはたぶんないと思います。東京検察審査会の結論が気がかりです。仮に不起訴となったにしても、マスコミが「政治とカネ」を執拗に追及するでしょう。

もっとも、小沢グループは党内で最大の勢力と言われております。小沢さん自身が立つことはないにしても、その対応は代表選を左右するほど大きな影響力を持ちます。菅代表の続投を条件付きながら認めるのか、あるいは対抗馬を出して代表選を戦うのか。代表選の行方は、小沢前幹事長の判断にかかっていると思います。

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