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2010/07/19

どうなる今後の政局(2)

さて、9月からの臨時国会の動きも気になります。民主党は衆議院で絶対優位に立っているものの、参議院では民主党無所属系1名加えても107議席しか有しておりません。連立を組んでいる国民新党は改選議員も含めて全員が落選し、現有議席は3となっています。つまり、与党の議席は合わせても110議席に過ぎません。

民主党としては、議席を大幅に増やしたみんなの党に接近したいところですが、相手は連立を組まない事を選挙期間中から宣言しております。となれば、政策ごとに野党と協議して法案を通すしか方法はありません。

もっとも大事な来年度予算についても、参議院で否決されても再び衆議院で2/3が賛成すれば通せますが、これも若干足りないのです。仮に通せたとしても、予算執行のための関連法案が参議院を通らなければ、予算の執行はできないということになります。

すなわち、今後の国会運営は綱渡り的であり、国会対策が非常に重要となるわけです。

気になるのは、自民党の国対関係の議員の皆さんはそれこそ、手練手管に長けている方が多いのでなかなか容易ではありません。民主党の現在の国対関係のメンバーで乗り切れるのかどうか、いささか懸念されます。今後メンバーの補強が必要になるかもしれません。

それに、自民党を中心とする野党の結束も今回は固く、徹底して与党を追い詰め早期解散を狙っていることは間違いありません。この間、与党から野党への切り崩し、一本釣りも可能です。しかし、万一菅内閣が行き詰るような事態を迎えかねない時、自民党や公明党に豊富なパイプを持つ小沢前幹事長の協力が必要となってくるということも十分考えられます。

また、こうした与野党の動きがさらに激烈化し、党内の結束がゆるみかけた時、小沢前幹事長が決断し、政界再編劇を演じる可能性もまったくないとは言い切れません。いずれにせよ、9月から始まる臨時国会では、節目節目で息詰まるような場面が展開されることだけは間違いありません。

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