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2010/08/02

両院議員総会に出席して

7月29日午後4時半に開かれた民主党の両院議員総会は、報道陣も大挙押しかけるなどかなり緊張した雰囲気に包まれました。雛壇に座った菅首相は終始、神妙な面持ちでありました。が、会場からは次々と首相の消費税発言に対する責任論が飛び出し、延々と2時間にも及びました。

仮にこれが先の衆院選で大敗した当時の自民党の総会であれば、主流派・反主流派に割れて会場が引っくり返るくらいのヤジと怒号が飛び交ったことでしょう。それに比べれば今回の総会は静かな方ではなかったでしょうか。

ただ、執行部は大敗した直後から都道府県連から幹事を呼んだり、ブロック毎の意見を丁寧に聞くなどし、その内容を報告書にまとめて全議員に配布するなどの配慮も怠りなく行っています。私の見るところ、執行部はその辺りでガス抜きし、諸々の要望を受け入れ、総会に備えようとしたようです。しかし、今の党内の空気をいささか読み違えたのではないでしょうか。

また、両院議員総会では菅代表の続投の意思が明確に示された一方、小沢系やその周辺を含むグループとの対立軸もはっきりしてきました。菅代表以外、どなたが代表選に出馬するのかはまだ分かりませんが、どういう形であれ、開かれた政党として代表選を堂々と行うべきだと思います。

又、総会は首相にとって、思惑通りとはならなかった面もあったためか、翌日の30日には敢えて異例の記者会見を開きました。これは代表選を意識したメディア戦略と見るべきでしょう。こうした手法はもちろん大事ですが、それ以上に重要なのは挙党体制を構築することです。菅代表は先の代表選で「脱小沢」を前面に出し、国民世論を味方につけて支持率を回復させました。しかし、今回この手法を再び取ったとしても必ずしも成功するとは限りません。

仮に代表選を勝ち抜いたとしても、党内に対立軸を抱えたまま国会を乗り切るのは困難です。特に野党対策を進めるのは容易ではない事です。いずれにしろ9月14日の代表選に向かって水面下での激しい攻防が続くものと思われます。

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