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2010/08/17

抜き差しならない代表選

16日付の朝日新聞1~2面は、「首相、再選後も脱小沢」「脱小沢、世論読む首相」という見出しを付けて、菅総理が小沢さんと全面対決する姿勢を鮮明にしたと報じました。そして、再選後に小沢さんを幹事長などに優遇するつもりはないと述べたことを伝えております。

また、同日の読売新聞2面は「菅氏、再選戦略手探り」「脱小沢か、党内融和か」と題し、朝日新聞よりもトーンダウンしている印象こそありますが、小沢グループを含めた「挙党体制」か、あるいは「脱小沢」かで、菅さんの支持グループ内の意見が割れていると報じています。

これら2つの記事を読む限り、菅総理は強気の姿勢に転じたとの印象を強く受けます。これは各種世論調査の結果を踏まえ、「脱小沢」「反小沢」を鮮明にしたほうが勝てるという読みがあるからのことでしょう。

党内では既にいろんなグループの動きがある事も事実です。しかし、いかなる事情があるにしても、党内の小沢グループやそれに同調する議員を追い込んだり、敵対視することについては「如何なものか」と私は思うのです。我が党には多士済々が集っています。つまり、水面下の動きを通じて挙党体制を整える事こそが、今何よりも大事なのではないでしょうか。

例え管総理が勝ったとしても、150名近いとされる小沢さん系の国会議員を抱えたまま、今後の国会運営を上手に進めるというのはかなりの困難が伴います。菅総理やその周辺には、この際、小沢さんを含めて敵対グループを徹底的に排除しようとの考えもあるようですが、もしそれを実行したら小沢さんもおそらく黙ってはいないと思います。

万一の場合、小沢さんたちが党を割り、野党を巻き込んで政局の主導権を握ろうとするかもしれません。そうなれば、民主党が大きな打撃を受けかねません。その意味で私は、国民が普段あまり使わない「脱小沢」という言葉を振りかざすのではなく、今からでも融和策を徹底することが菅総理にとっても、党にとってもはるかに有益を思えるのです。

私は地方議員を長く務め、新生・民主党の立ち上げ当時の頃から党員としてこの党をじっと見つめてきました。いつかは必ず政権を取る。そういう想いが強くあったからこそ、強大な自民党に苦しめられ、時にはバカにされながらも、耐え忍んでこれたと思っています。又、その頃の民主党はまだ力のない野党でしたが、温かい実に人間性溢れる政党であったと思います。

しかし、ここ最近の民主党を眺めていると、以前と比べてエリート集団化し、クール過ぎる面もあるようにも感じます。また、何もかも合理的に物事を進めることについては、いささかの懸念もあります。きっと、多くの国民の皆さんも似たような感想をお持ちなのではないでしょうか。

民主党の代表選は、正に政権党としてこの国家の最高指導者を選ぶ選挙であります。ましてや、この国家全体のの勢いが失われつつある時です。小異を捨てて正々堂々と向き合うことが大切かと思われます。

いずれにしろ代表選挙後、挙党体制でこの国家の難局を切り抜ける事を願って止みません。

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