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2011/05/02

福島原発問題を考える(2)

巨大地震が起きたのが311日。その3日後の14日、国会内で、党の経済産業部門会議が開かれ、原子力保安院から原発事故の報告が有りました。

放射能漏れについては、どこから漏れているのか今の所はっきりせず、目下調査中との事でした。

それを聞いた我々素人にしてみればたいした事ではないんだなあ、と思ったのです。

所が同席した同僚の平智之議員がさっと手を上げ、「すでにメルトダウン(炉心溶融)を起こしているのではないですか?」と指摘したのです。

保安院側は一瞬黙ってしまい答えなかったのです。

平議員は京都大の工学部出身で原子力の専門的な知識をもっている方なのです。

会議のあと私は素人ながら平議員にメルトダウンとはどういう事なのかなど突っ込んで聞いてみました。「ガンマー線やセシウム、ヨウ素などの放射能が出ており、すでにウランの燃料棒が溶けて、容器の下のたまり、容器の下に穴があいている可能性すら有る」と教えてくれたのです。

これを聞いた私はびっくりです。

しかし東電や原子力保安院はずっとこの事を否定し続けて、4月の下旬になってやっと、炉心熔融の可能性を認めたのです。

一連の事は、46日の経済産業委員会で共産党の吉井議員が専門的な内容の質問をしました。吉井議員は2005年頃から「全電源喪失と炉心溶融」について何度も国会で取り上げて来たと言うのです。

しかし国は一貫して二重三重の手を打ってあり問題ないと言い続けて来たと言うのです。

当日は原子力安全委員会の斑目(まだらめ)委員長、鈴木前委員長、保安院の寺坂院長も同席したのですが、いずれも絶対起こりえないという過去の神話めいた答弁から一転して「今回の事故を深く反省し二度とこのようなことが起こらないように指導してまいりたい」(斑目委員長)との答弁です。

又、鈴木前委員長は「原子力に長年たずさわっております者にとって国民の皆様に大変な御心配御心労、御迷惑をおかけしている事に対しまして大変申し訳ないと思っておりますし、私自身痛恨の極みでございます」と平謝りなのです。後になって謝っても済む話ではないのです。国家の原子力政策を進める最高の権威ある方々なのです。本当に頼りないというか、情けない気持ちになりました。皆さんはどう思われますか?

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