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2011/11/20

危うい「日本丸」

モノ(商品)が溢れて価格が下がり、それでいてモノが売れない。これをデフレと呼ぶのでしょうが、あまりにも長く続き過ぎです。加えて、円高がこの日本を直撃しています。実体経済をまったく反映していない、いわば世界の投機筋の「投機対象」でこうなっていると言います。

「デフレ」も「円高」もそう簡単に解決できるとは思っておりませんが、このまま突き進めば日本経済はいずれ根底から崩れるでしょうし、国民の暮らしもさらに苦しくなるばかりです。円高に対しては政府が思い切った手を打つべきなのに、及び腰で中途半端な為替介入だけではどうにもなりません。

今、多くの国民は「政治はまったく無力であり、信用ができない」と感じています。野田政権になって民主党内の「内ゲバ」は落ち着きを見せておりましたが、TPPが新たな火種となって対立が再燃しています。だからと言って党が分裂するとかという事ではありません。

それでは野党となった自民党はどうかと言えば、これも閣僚らの些細な問題にケチをつけてばかりに見えます。そして、マスコミも悪乗りして面白おかしく書き立てます。いったい、マスコミは政治を切り付けるばかりでこの日本をどういう国にしたいと思っているのでしょうか。

大震災、原発事故、デフレに円高、1000兆円近くの借金、さらにはTPPと、この国が置かれている状況はどう見てもピンチです。にもかかわらず、大局を忘れて政争に明け暮れ、誰も危機の日本を本当に取り組もうしないこと自体が「危機」なのだ―と言わざるを得ません。

私は最近、戦前の歴史が気になって仕方ないのです。昭和の大恐慌が起きた当時、政党は打つ手もない中で政争に明け暮れし、やがて国民から完全に見放されました。そんなときに軍部が台頭し、一気にファシズムへの道を突き進んだことを忘れてはなりません。

「バカなことを言うな!そんなことが繰り返されるものか」とお叱りを受けるかもしれません。しかしながら、少なくとも今の状況は戦争前夜―昭和初期の頃とさまざまな面で似通っているという点は、皆さんもお感じになっていらっしゃるのではないでしょうか。

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