« 初めて政経パーティーを開く | トップページ | 今国会をふり返って(1) »

2011/12/06

中々むずかしい同意人事

今国会で粘りに粘ってやっと成立した再生可能エネルギー促進法案(エネルギー特措法)。

採算のとれる固定価格の設定、全量買取り、優先接続といった3つの条件が盛り込まれ、電力会社はこれを受け入れなければならないという画期的な法案。

当初、買い取り価格は、経産大臣の「告示」で決定と草案では書かれていたのですが、新日鐵など電気を多量に使う業界が電力料金が値上がりすると反発し、野党も巻き込み徹底攻撃をしかけ、結局、第三者委員会(調達価格等算定委員会)の設置にゆだねる事、しかも国会の同意人事としたのです。

今回5名の同意人事が発表されたのですが、鉄鉱(電炉)業界を代弁し、80%の減免を新法の17条に盛り込ませた、唯一の利害関係人である新日鐵の進藤副社長や、新法の制定に消極的だった学者など3名が入っているのです。

せっかく画期的な法律を創ったのにこの顔ぶれでは、誰も納得しないでしょう。経産省は、これじゃ、やる気がないと見られても仕方ないと思います。

又、この同意人事ついて、先の法案成立時にすでに民、自、公で合意文書まで作っていたのです。ねじれ国会ですので、国会対策は大変であり、野党への譲歩もやむを得ない面も理解はできます。しかし昨日の予算委員会で社民党の阿部知子議員がこのことを鋭く追及しておりますし、少数政党がそろって、記者会見し同意人事に反発しております。

民主党では最近、大畠前国土交通大臣を座長にしてエネルギープロジェクトチームを立ち上げたばかりですし、又、私をはじめ一期生の強い要望で、再生可能エネルギー小委員会も近藤前環境副大臣を委員長として立ち上げたばかりです。

私も役員の一人になっておりますが、大畠座長からは、「どんどんやってください」と激励されたばかりなのです。

いずれにしろ、このまま同意人事を押し切っては後々まで具合の悪い事になりそうです。又、国家のエネルギー政策が、一部業界や与野党間の駆け引きにもみくちゃにされたのでは、たまったもんではありません。

原発事故で、もう一度この国家のエネルギー政策を根本から見直そうというのですから、もっと高い次元で判断していくべきでないでしょうか。

|

« 初めて政経パーティーを開く | トップページ | 今国会をふり返って(1) »

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/21420/43275935

この記事へのトラックバック一覧です: 中々むずかしい同意人事:

« 初めて政経パーティーを開く | トップページ | 今国会をふり返って(1) »