« 今国会をふり返って(2) | トップページ | どうにもならない国会(2) »

2012/01/29

どうにもならない国会(1)

厳しい寒さが続いておりますが、皆さんはお元気でご活躍のことと存じます。私もおかげさまで精一杯頑張っているところであります。昨年12月から新年にかけて日程に追われ、ブログはしばらくお休みさせていただきました。本日より再開いたしますので、何とぞよろしくお願いいたします。

■日本の現状を憂う

つい先日のことです。洋服店を営む高校時代の親しい友人に電話を入れたところ、彼に「国会はまるでわらし(童/子供)のケンカをしているようだ。これでは誰も政治家や政党をアテにしなくなるんじゃないか」と厳しく指摘されました。私の友人だけでなく、おそらく国民の皆さんも同じ感覚でいらっしゃるのではないでしょうか。

昨年は国家を揺るがす大震災と原発事故に見舞われました。デフレ続きで日本経済は相変わらず低迷しています。その上、円高によって自動車産業やIT産業は大打撃を受け、雇用問題はいっそう深刻化しており、未来を担う若者には仕事さえなく、地方はもちろん都会でも職を求める人々があふれています。働き口が例えあったにしても非正規の雇用、それも将来への確かな保障もない生活を余儀なくなれている方が1千数百万人にも達しているのです。

そして、乏しい年金暮らしの高齢者もどんどん増えており、生活保護受給者の数も205万人を軽く突破しました。圧倒的に多い貧困層に対して、富裕層はほんのひと握り。この貧富の2極化はますます進行しています。国の借金は年度内に1000兆円に達しているのです。伸るか反るかの瀬戸際にあるこの日本は今後、いったいどうなるのでしょうか。不安は尽きません。

このすべての責任が政治家と官僚にあることは、今さら指摘するまでもないことです。新年を迎えてこの現状を見るにつけ、誰かが立ち上がらねば―との思いを強くしております。

■どうなる国会論戦

24日から通常国会が始まりました。先週は野田首相の演説と野党の質問があり、自民党の谷垣総裁はマニフェストに従わない野田首相の攻撃に終始しました。谷垣総裁は「マニフェストで4年間は増税しないと約束しておきながら、その約束を守らないのならば解散して国民の信を問え」と言います。しかし、自民党も参議院議員選挙では消費税率10パーセントを訴えていたはずです。

それであれば、自民党も対案を示し、実施の時期や社会保障の内容などを堂々と議論すれば良いのではないでしょうか。にもかかわらず、マニフェスト違反だから解散しろの一点張りでは、国民の支持を得ることは難しいと私は思います。事実、議場からは「谷垣さんは小さいなあ」という囁きも漏れたほどでした。国民も国家の根幹にかかわる質問、政策論議を求めていることは言うまでもありません。

どうも最近の自民党を見ていると、民主党を攻撃して追い詰めることに腐心、解散に持ち込むことを目的化しているかのようです。これでは、国民の求める政策論議など期待できるはずもありません。大震災と原発事故で大きなダメージを受け、この国家が大ピンチに陥っているのですから、さまざまな重要課題については超党派で取り組まなければならないと思うのです。

落選中の浪人を多く抱えている自民党の場合、解散要求を求める"浪人組"の声が強いことはわかります。しかし、この国の現状を直視せず自らの党利を優先しようという姿勢は、国民を失望させるだけであり、政治不信をますます募らせるだけではないでしょうか。

|

« 今国会をふり返って(2) | トップページ | どうにもならない国会(2) »

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/21420/43913833

この記事へのトラックバック一覧です: どうにもならない国会(1):

« 今国会をふり返って(2) | トップページ | どうにもならない国会(2) »