« 分裂、除名、新党結成 | トップページ | 抜け道の増税法案 »

2012/07/16

新党結成の時

7月11日午後6時から、国会議事堂の真向かいにある憲政記念館で新党の結成大会が開かれました。国会開会中のことであり、時節柄あまり派手なことはすべきではないということでしたので、イベントめいた仕掛けはなく、大会は非常に質素なものでありました。

しかし、49名の国会議員が民主党を離れ、「国民の生活が第一」という原点に立ち返ろうと決意・結集したのですから、会場は燃えるような熱気に溢れていました。又、この日は100名以上のマスコミ関係者が取材に駆けつけ、会場はごった返しておりました。

代表となった小沢さんが原稿をゆっくり読みながら、力強く立党の趣旨を述べたあたりから会場内の雰囲気はますます盛り上がってきました。小沢さんは普段よりも緊張した面持ちに見えましたが、挨拶を終えた時に少し涙ぐんでいたような気がいたします。

この新党の立ち上げに対するマスコミの反応は冷ややかでしたが、彼らはあの日あの時、新党結成のために集まった議員の熱意と熱気をどう受け止めたのでしょうか。

さて、「国民の生活が第一」を看板に掲げる新党の主なスローガンは、復興の最優先と増税に頼らない財政再建、景気回復、原発を止めて再生可能なエネルギーへの転換を急ぐこと、中央集権から地方主権への移行などです。今週中にも主な政策は発表されることでしょう。

ところで、この新党に対する国民の反応です。

7月14日に行われた共同通信の世論調査の結果を見ると、政党支持率は「国民の生活が第一」が4.8パーセント、民主党が15.4パーセント、自民党が17.8パーセント、公明党と共産党が共に3パーセント、みんなの党が5.9パーセント、社民党が0.9パーセントなどとなっております。

ただし、この数字は全国の有権者1012人に対する電話調査の結果であり、一定の傾向はつかんでいるとは思うのですが、必ずしも実態を正確に示したものではありません。とりあえずは、この調査で示された新党の支持率4.8パーセントをどう見るかです。

民主党・自民党という2大政党には及ばないものの、公明党・共産党よりも高い支持であり、みんなの党に接近しています。看板をかけたばかりの新党にしては、まずまずではないかと私は思います。

さらにこの調査で注目すべきは「国民の生活が第一が今後、どのような政治勢力と連携していくのが良いと思いますか」という質問です。これに対して、「地域政党などと連携するのが良い」とした回答は実に40.4パーセントとなっています。この数字はとても重要です。今後、新党は単独ではなく、地域政党と組むべきという国民が4割に達している点に注目しなければなりません。

既成政党に対して多くの国民が失望している中、イタリアの「オリーブの木」のように新党を含めた少数政党が統一スローガンの下に結集することにより、活路が大きく開ける―と、私は確信しております。

|

« 分裂、除名、新党結成 | トップページ | 抜け道の増税法案 »

「経済・政治・国際」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/21420/46348496

この記事へのトラックバック一覧です: 新党結成の時:

« 分裂、除名、新党結成 | トップページ | 抜け道の増税法案 »