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2012/11/15

抜き打ち解散劇

昨日はびっくりしました。

私も党首討論の場におりました。まさかあの場で16日解散を言うなどありえないと思っていました。恐らく憲政史上初めてでしょう。

 

野田首相は、民主党内に追い詰められておりました。一昨日、午後の常任幹事会の全員で解散反対を決めたのです。

おそらく、引きずり降ろされると思ったのでしょう。その前に逆手を取って解散を打ったと思います。

今一つは、第三極が結集しないうちにやっちゃおうと決意したのだと思います。

 

しかし、他党のことですが、一部側近以外党内のどなたにも相談せずどなたの同意も得られず強引に解散権を行使するなど日本の政党史上初めてでないでしょうか。

 

同志がどうなろうと、日本がどうなろうとお構いなし、自分だけが生き残ろうと強引に打って出るあたり、何かがくるっているとしか言いようがありません。

 

昨日の場面を見ていると、安倍総裁は約束をしたのだから守れの一点張り。国家を揺るがす重要政策の大論争も全くなし。

首相といえば、定数是正を確約するなら絶対16日に解散すると。ただこの一点だけなのです。

 

これが国家の最高責任者たちの論争と思うと情けなくもなりました。

冷静に見つめると、この国家はガタガタ状態です。野田首相の、ものを決めていく力、力量、指導力の無さがこの国家をずるずるとダメにしているのです。

 

安倍さんもいいスーツを着、スマートで美男子です。昨日は特にかっこよかったです。

だが、言葉に力が入っていません。弱々しさを感じました。

一度、権力を放り投げた方、この人が再び次の首相になるのだと思ったとたん、一瞬不安感に襲われました。

 

自分が国会議員であるという立場を忘れ昨日の事を思いのまま書かせていただきました。

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2012/11/14

小沢さんの判決をどう見るか

  12日 東京高裁が、一審に引き続いて無罪としました。新証拠もなく証人も却下されていたのですから当然の事です。

 

 あとでわかったことですがこの事件は、小沢さん追い落としのための検察の謀略くさい動きがあった事が判明しています。

 特捜は、当初、政治資金規正法違反容疑で取り調べたが壁に突き当たり一旦は断念したが、今度は検察審査会を迂回して強制起訴に踏み込ませたのです。

 地検の執念は凄まじいと思います。

 

 この間、石川秘書を取り調べた田代検事が、供述調書の一部を捏造し、その調書に基づき、上司が「検察報告書」を作成させ、それを審査会に提出。この報告書が強制起訴の決め手になったという事がわかったのです。

 

 実に重大な検察が崩壊しかねない事を裏でやっていたのです。発覚した検察庁は、田代検事が、記憶が混同したとし、すべて彼におっかぶせ逃げ切ったのです。本来であれば大阪地検同様検察庁首脳に至るまで責任を取らされたと思います。

 

 こうした一連の動きを見かねた小川法務大臣が検察庁法14条に基づき、一旦は指揮権発動まで決意していたというのですからひどい話です。

 

 ところでこの事件を総括すると次の諸点が指摘されるでしょう。

 

 まず、先程来ふれている通り、検察庁の謀略に満ちた不当なでっち上げめいた事件であり、調書の捏造は検察の大失態で国民への重大な背信行為であったという事です。

 

 次に、マス・コミは、「地検」の情報を基に、小沢さんを何年間に渡って「悪者」に仕立て上げたため国民の間には小沢さんは悪者であるというイメージが定着してしまったのです。これによって小沢さんの政治家としての損失は計り知れないものがあります。マス・コミは全く責任を感じてないのかということです。一言でも紙面で弁明すべきだと私は思うのです。今後の報道のあり方が問われると思います。

 

 最後に、政治資金規正法ですが、この法律は政治家本人の責任を問うのでなく、あくまで、収支の形式をしっかり整えさせる事であり、もし違反があったとしても事務責任者を問う法律であるという事です。

 

今回、小沢さんが石川元秘書と共謀し、虚偽記載をしたとして起訴されたのですが、元々法の趣旨になじまないし、万一そうだったとしても立証が極めて困難であったということでしょう。今回の高裁判決は、一審より踏み込み石川元秘書にも故意に虚偽記載をしたものでないとの見方をしており、事件そのものが無かったと見られているのが注目されます。

 

 また、無罪判決が決定されてからもなお、小沢さんの「説明責任」を果たしていないと一部で言われていますが、判決ほど明快な回答はないと思うのですが皆さんはどのように捉えているのでしょうか。

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2012/11/11

早期解散を煽るメディア

先週後半から、各マスコミは「解散近し」の報道一色です。とりわけ、読売新聞は紙面の多くを割いて扱っています。しかし、私は逆に「解散はしばらくない」と見ています。

自公両党は当初、特例公債(赤字国債)を担保に解散に持っていく作戦だったようです。ところが、国から地方への交付税が遅れてしまい、各自治体は銀行などから一時借り入れを余儀なくされました。これが全国知事会から強い批判を浴びたのです。形勢がどうも不利だと感じた自公は一転、法案審議に応じます。私は、これで自公が白旗を上げたと感じました。

一方、野田首相はいちばん高いハードルを乗り切り、急いで解散する必然はなくなりました。また、党内では大半が大敗北に怯えており、「解散反対」の大合唱です。それを敢えて押し切り、自公のねらい通り解散に踏み切ったとしたら、野田首相は実にオメデタイ方と言わざるを得ません。

今、自民党の安部総裁は解散を迫る切り札をなくし、「野田首相頼み」になってしまったように思います。そして、懸案だった1票の格差是正もしないまま、早期解散することはありえません。もし強行したら、選挙結果無効の訴えを間違いなく起こされるでしょう。仮に今国会で選挙制度改正法案が通っても、周知期間などもあるので、選挙は早くても3月以降になるのではないでしょうか。

民主党の輿石幹事長が「解散なんてあるわけないだろう」と記者たちに語っているのは、こうした背景があるからです。つまり、マスコミ各社は自民党が解散の切り札を失って解散が遠のくと見て、逆に「解散近し」のキャンペーンを張って煽ったと見ることもできます。

ところで、民主党内幹部の間に「次の選挙の争点としてTPPを使おう」という動きがあるようですが、これはとんでもないことです。国民が今、何を考えて何を求めているかをまったく無視し、選挙に勝つためだけのテクニックを弄してTPPを利用することがあれば、民主政権に不満を抱える国民から手痛いしっぺ返しを食らうでしょう。

国民生活や経済の再生にマイナス効果を与えかねない増税、福島原発の収束と被災地の復興、景気回復のための金融政策、緊迫した外交・防衛問題など懸案は山積しているのです。それを覆い隠すためにTPPを選挙の争点にしたならば、国民の失望はさらに大きなものとなり、民主党は壊滅的な敗北を喫するのではないでしょうか。

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2012/11/10

田中真紀子大臣を追及

秋田公立美術大学を含む3校の認可をめぐり、今月上旬は大騒動となりました。私は7日午後1時から開かれた文部科学委員会で田中真紀子文部科学大臣に事の経緯などについて質問、大学新設を「不認可」とした発言の撤回を強く求めました。

秋田の場合、一昨年から文科省にお伺いを立てながら事前審査できめ細かな指導を受け、基準通りに作業を進めてきました。今年3月には正式に設置を申請し、平野文科大臣(当時)は大学設置・学校法人審議会に諮問し、10月1日に設置認可を正式に答申しております。それを後任の田中大臣が土壇場でひっくり返したわけです。

地元・秋田がこの突然の不認可発言に騒然となり、大学や行政の関係者はもちろん県民を巻き込む大騒動へと発展となったのです。

私が委員会で坂東久美子高等教育局長に「申請側は文科省の指導に従って基準通り進めてきたのであり、何の落ち度もないはずだ」と迫ったところ、坂東局長も「その通りです」と素直に認めています。

続いて田中大臣に対して「大学設置の新たな検討会を立ち上げ、新たな基準に沿って3校も検討するというが、それはおかしい。3校は既に今の基準で作業が進められ、設置審でもOKを出しているのだから、そのまま許可すべきだ」と強く不認可の取り消しを求めました。

Takamatsu201211_3

もし不認可となれば、応募しようとしている高校生の皆さんが動揺し、針路変更を余儀なくされます。また、短大からの編入希望者が進学を断念せざるを得なくなるなど、大きな社会問題となりかねません。それを踏まえ、「ここ1週間か10日がヤマ場なので、この場で取り消すと言って欲しい」と畳みかけました。

それでも発言の撤回を渋る田中大臣に私は「あなたはこの国家にとって大事な方だ。こんなことでつまずかないで下さいよ。大臣、あなたと私の仲じゃないですか」と揺さぶりをかけたところ、大臣は大笑いし「私は血も涙もない人間じゃないですから、ちゃんと分かってますから」と態度を軟化させたのです。

Tanaka201211a_4 

さらに、私は自民・公明の議員の皆さんを指して「このままだと、この方たちが何をするか分かりませんよ。一言でいいですから答えてください」と諦めずに追及。こうしたやりとりが繰り広げられた委員会の終了直後、記者団に囲まれた田中大臣が態度を一転させ、3校の新設を認可する考えを明らかにしたのでした。

与野党の委員会理事の皆さんの動きや党幹部の水面下でのさまざまな働きかけが田中大臣の包囲網となり、最終的に「不認可」発言の撤回につながったのであろうと思います。(※私の質問場面はNHKのニュース番組で放映され、地元はもちろん全国から多くのお電話をいただきました。質疑の内容は下記リンク先で録画配信されております。)

衆議院インターネット配信

Movie2011b

今回のこの問題に対する国民の皆さんの関心は非常に高く、民主政権のイメージをさらにダウンさせ、野田首相の求心力を急速に失わせたのではないでしょうか。

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