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2013/02/18

夢かまぼろしか(2)

国民の圧倒的支持を得て政権の座に就いた民主党でしたが、最後は嘘つきとまで呼ばれ、国民の皆さんの信を失って歴史的な敗北を喫しました。

鳩山さんは弱々しいイメージがあったものの、大変に真面目な方でありましたし、この国の在り方や方向を真剣に考えていました。東アジア共同体や地球の温暖化対策、新しい公共、地方主権などはその一端を示したものです。また、菅さんは最後まで市民派を任じておりましたが、組織を動かすタイプでなく、支配制もありませんでした。そして、官僚を排除した結果、側近政治の典型となってしまったのです。

何を勘違いしたのか、参議院選挙で消費増税をぶち上げたり、原発事故では対応が遅れたりと、その度に厳しい批判を浴びたのは皆さんもご存知の通りです。そして、続く野田さんは自身の生き残りに腐心し、突然の解散で党を壊滅に追い込んみました。おそらく、後世は最悪のリーダーと評価するのではないでしょうか。

それでもなお、これらグループに所属する方々のなかには「小沢にやられた」と言います。しかし、考えてみてください。問題はどうして小沢さんを取り込めなかったかにあるのではないでしょうか。消費増税も、なぜ党分裂までして強行突破しなければならなかったのか、です。

野田首相は財務省ペースにすっかりはまり込んでいました。反対者は徹底的に追い込み、切り捨てました。これがこの党の体質なのかと言いたくなったほどです。私の同僚議員は党内抗争の有様を見て「これじゃ自民党のほうがよっぽどマシだ」と言いました。

菅さんと小沢さんによる代表選も見苦しく、ひどいものでした。脱小沢という合言葉でマスコミを動かし、徹底的に小沢さんとその仲間を責め立てたのです。政治的に対立する他の党を攻撃するのは仕方ないとして、党内の同志を叩くというのは尋常ではないと思います。

私は何も、古巣の悪口を言いたいのではありません。結局、こうした対立の積み重ねが組織を滅茶苦茶にし、自分たちにそのツケが回ってきたことを忘れて欲しくありません。政党というのはもっと懐が深く、温かい人情味にあふれ、 同志のつながりを大切にするべきと信じるからこそ、対立を繰り返した党の在り方に苦言を呈したのです。

今こそ変わらなければ、国民の皆さんの声に耳を傾け、信を得ることはできないでしょう。私は途中で離党しましたが、地方議員時代から長く所属した人間として残念でなりません。

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