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2014/01/06

安倍首相靖国参拝の波紋

安倍首相の靖国神社参拝に対し、中国や韓国だけではなく世界各国から批判の声が上がっています。アメリカ政府も「失望した」との声明を出し、同国の有力紙ニューヨークタイムズやワシントンポストなども手厳しい論評をしております。これは極めて異例のことです。

安倍首相は戦没者を奉る神社を参拝するのは当然との姿勢のようですが、各国のこうした反応をどう受け止めているのでしょうか。

時の首相が靖国神社を参拝することについて、中国や韓国が反発するようになったのは1970年代、極東軍事裁判で戦争犯罪者として死刑判決を受けた東条英機元首相ら7名が合祀されて以降のことです。

この国家は戦前、中国や韓国を始めとするアジアの国々を舞台に侵略戦争を仕掛けましたが、その当時の最高指導者たちを奉っている靖国神社の首相参拝について、被害者である国々は「認めがたい」と主張しているのです。

私たちは今一度、こうした背景を冷静に見つめるべきではないでしょうか。言うまでもなく、被害者側の複雑な立場を斟酌するということも大事だと思います。

最近の安倍首相は、何かしら戦後体制を否定的にとらえているようにも見え、戦前回帰と受け止められかねない言動も目立ちます。このことが、必要以上にアジアの国々を刺激し、警戒される要因となっています。特にアメリカはこうした安倍首相の動きに注目し、日本と中国・韓国との関係が悪化して不測の事態に陥ることを懸念しているのです。

戦前の日本は強気一点張りの外交を展開して国際連盟を脱退、世界の潮流から孤立した挙句に戦争へと突き進みました。そして、ほんの68年前に国家が破綻した歴史を決して忘れてはなりません。

安倍首相には慎重な行動を取っていただくことを願って止みません。

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